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正しい時の反応 Linux 編

正しいときも反応しよう(コミュニケーションのヒント) - 結城浩のYahoo!日記より。

慣れていない先生は、つい生徒が「間違えたとき」だけ反応してしまい、「正しく答えたとき」に無反応になりがちです。でもこれは良くありません。例を示します。

× あまり良くない対話の例[1]:

先生「この画面(1)ではA,B,Cのうち、どれを選ぶべきだと思いますか?」
生徒「Cだと思います」
先生「違います。この画面(1)ではBを選ばなくてはいけません。なぜなら…」
生徒「なるほど、わかりました」
先生「ではこちらの画面(2)ではX,Yのどちらを選ぶべきだと思いますか?」
生徒「Xだと思います」
先生「じゃ、この画面(3)ではUとVのどちらを選ぶべきでしょうか?」
生徒「え、ええと、Vだと思います」
先生「それなら、この画面(4)では何を入力したらよいでしょうか?」
生徒「ユーザIDでしょうか」
先生「違いますね。アプリIDを入力しないとまずいです。なぜなら…」

なるほどなるほど…と思って、さっそく実践してみた。

先生 「$」
生徒 「tar f」
先生 「古いオプション `f' は引数を必要とします」
生徒 「tar f archive.tar」
先生 「オプション `-Acdtrux' のうち、いずれかを指定しなければなりません」
生徒 「tar cf archive.tar」
先生 「空の書庫作成はご容赦願います」
生徒 「tar cf archive.tar readme.txt」
先生 「…」
生徒 「tar cfv archive.tar readme.txt」
先生 「readme.txt」

Linux ツンデレ説。

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