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公開しないことの意味

さっきの日記とは逆の話になるけど。 F's Garage:rubyとかPHPとかPerlとかに、こんな話が書いてあった(Ruby が ruby なのはご愛嬌)。

最近、一つ納得がいかないのは、オープンソースやらネット上で技術者が目立たないと、まるでその会社には技術屋がいないような扱いになってしまう点。

参照元の弾さんのエントリは、「どうやって技術者を確保しているのか私には不思議でならない」、「何が楽しくて中で働いているのかが、そとからはとても見えづらい」、「やはり中の人が中で楽しそうにやってるところから買いたい」と言ってるのであって、「技術者がいない」とは言っていない。 ただ、技術者が表に出てくる必要があるとは言ってる。

そういった意味で、「公開する世界」と「公開しない世界」が存在するとは思っている。 だから、以下のような感覚は理解できる。

SIer軽視的言論(コンテキスト)が、はてなブックマークを中心とするレイヤーにはびこっているのにずっと違和感を感じてきました。

そうやって見えないことが悪という風潮が支持されることはオープンソースを進めてきた人からすると、願ったりかなったりという時代と言えるのですが、その主張があまりにも大きく捕らえられすぎているという印象。

組織で仕事するか個人で仕事するか

楽天の事情は知らないけど、はてなのように技術者が表に出てくる会社と、そうでない会社の違いは何だろうと考えてみた。 僕は、仕事に対するスタンスの違いが表れているんなんじゃないかと感じている。 「組織で仕事をする」か、「個人で仕事をする」かの違い。

組織で仕事をする場合は、なるべく個人にノウハウが集中しないように、プロセスを標準化して組織内で情報を共有する。 そのノウハウが組織の強みになるから、ノウハウはなかなか表に出てこなくなる。 当然、技術者の顔も見えにくくなる。

反対に、個人で仕事をする場合は、その個人の価値を高めることが重要になる。 そのため技術者が表に出てきて、情報発信をする機会が増えるんじゃないかな。

どちらにも善し悪しはあるし、会社としてのスタンスの違いなんだろうけど、ネットと相性がいいのは技術者が表にでてくる企業なんだろうなと思う。

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