スイッチの切り替えを意識する
眠いので簡単に。最近この言い訳が多い気がするけど…。
登 大遊@筑波大学情報学類の SoftEther VPN 日記より。
だいたいイメージができたところで、心の中に、ソフトウェアの設計図やデータ構造といったものを思い起こす。ここで注意するのは、「絶対に論理的に考えて設計をしないこと」である。徹底して、感覚的な思考でもって設計する。
コンピュータの前に座って、キーボードの上に両手を置けば、後はあまり考える必要はない。自動的に手がキーボードを打ち、プログラムを入力して完成させてくれる。この処理は一切、論理的思考では行われていないので、途中で論理的思考を行うことは厳禁である (作業の邪魔になる)。
www.textfile.org - 論理的思考の放棄より。
「論理的思考が無意識に発動してしまうのでそれを今更意識しなくても実行できてしまう、とても高度な話」あ、私もそれに一票。ハードワイヤードされた論理思考。
同じことを繰り返すことで、考えなくてもできるようになる。 スポーツ選手と同じで、いわゆる「身体で覚える」ってことかな。 vim だって最初は頭を使わないと何もできないけど、そのうち身体が勝手に動くようになる。
登さんが「色々な物事の設計や、文章の執筆、自動車等の運転などおおよそほとんどの作業で活用することができる」というのは本当にそうだと思う。 とは言え、感覚的な思考で1日に3000行も書けるのは、感覚的な設計の精度が高い訳で、それはやっぱりある種の能力なんだろう。
以下、元のエントリとは直接関係ない話かも。
ハードワイヤードと柔軟性
これまでの話を読んでて、レイトン教授と不思議な町の謎を監修している多湖先生の頭の体操シリーズで、序文に「同じことの繰り返しで頭の中に溝ができ、思考がスムースになる」みたいなことが書いてあったのを思い出した。 同時に、溝ができることで思考が硬直するデメリットがあるので、たまには溝を越える訓練をしましょう、とも。
頭の切り替え
個人的な生産性アップ方法を。
最近、何か作業をするときに「頭を使う時間」と「頭を使わない時間」を切り替えることを意識するようになった。 最初に頭を使ってやることをパターン化しておき、その後は決めたことを淡々とこなすという。 その後、また頭を使ってやったことを確認し、次に繋げていく。 このスイッチの切り替えの波が、心地よく感じる。
だらだらと考えていてもうまくいかないし(ブレストの場合はこれもアリだけど)、最初から何も考えないとやっぱりうまくいかない。 うまくメリハリを付けられるのが、ノッている状態なのかなーと思う。
- GTD でタスクを洗い出す → 淡々と処理する
- テスト駆動開発でテストを書く → テストに合格するようにソースを書く
なんかもこのパターンかもね。
追記
似たような話をどこかで見たような…と思ったら、機械的な作業の進め方だった。 (フォローありがとうございます>結城さん)