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WEB+DB PRESS Vol.51

ちょっと余裕ができたので、献本いただいたWEB+DB PRESS Vol.51を読んだ。 Vol.50のGitHub特集も良かったけど、今回も面白い。

実践投入 Rails

もう Rails は新しいフレームワークじゃなくて、仕事で十分に使われているフレームワークになったんだなと実感する記事。 それは、目次からも伺える。 「今、あらためて考える Ruby on Rails」, 「大規模プロジェクト/既存システムとの共存」, 「Railsの機能が持つ落とし穴」, 「実システムで使えるライブラリ」, 「DB負荷分散と冗長化」などなど…。 特に驚きだったのは、以下の一文。

Railsが初めて公開されたのが2004年7月。それから5年が経とうとしています。

もう5年かぁ…。「Javaの10倍の生産性」という言葉も懐かしい。 ちなみにこの日記で初めて Rails という言葉が出てきたのは、2005年2月3日だった。 O/Rマッピングの ActiveRecord を使うために、Railsを入れたんだった。

ActiveRecord は、Ruby on Rails という Web フレームワークの一要素。なので、Rails をインストールすれば ActiveRecord も一緒に入る。

ちゃんと Rails を使ったのは、 Rails 本が発売されてしばらく経った2006年10月だった。

ちょっと話が脱線したけど、記事では実践的なノウハウだけじゃなくて3月に登場した Rails 2.3 の情報が豊富なのも嬉しい。 記事を読む限り Rack 対応はかなりいい感じだけど、実際はどうなんだろう。 横断的に機能を追加できるのは便利そうだよね。

JavaScript 活用術

id:shinichitomitaさんによるJavaScript連載の第1回。 今回はブックマークレットの活用法について。 ブックマークレットから jQuery などの外部ライブラリを使う手法は、 Flickr2Blog でも使ったなぁ。 Google Gears との連携は可能性ありそう。

巧いメソッド設計

クラス/メソッドの設計における基本的な考え方・心構えから悩ましい所まで。 入門用というよりは、普段からプログラムをたくさん書いている人の方が得るところが多そう。 メソッドの独立性を高めるってのは大切だよね。

負荷分散環境におけるデプロイ/ファイル転送

rsync, makuosan, capistrano という3つの方法について。 scpの危険性(中断時にファイルが壊れる)とrsyncでの対策(転送後にファイルをmoveする)は知らなかった。 最近のマシンはデフォルトで rsync が入っているから、汎用性が高そう。 makuosan は初めて知った。rsyncの複雑なオプションから開放されそう。 Capistrano は特に Rails を使うときにはいいよね。

GAE/J

使ってみたいと思いつつ使えてないんだよなぁ。 BigTable について詳しく書かれているのが嬉しい。

まとめ

仕事柄、こういう記事がすぐに役に立つことはないんだけど、毎号読むことで少しずつ基礎体力が付いていくのは実感できる。 Rack は面白そう。Rack と言えば、週末は RubyKaigi か。参加したかったなぁ…。

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