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Twitter で「ウェブ時代をゆく」のリアルタイム感想

ウェブ時代をゆくを買って、新宿の喫茶店で読んだ。 書評なんて書く柄じゃないし、弾さん池田さんが素晴らしい書評を書いているから、ちょっと嗜好を変えて Twitter でリアルタイムに感想を書いてみた。 こういう本は、最初の第一印象が大事な気がしたからね。 と言うわけで以下に転載。携帯から入力したから間違いもあるけど、臨場感があるのでそのままにしておくよ。

喫茶店でウェブ時代をゆくを読んでる。ウェブ進化論をもう一回り深くおさらいしてる感覚。

ニコ動みたいにページごとにコメントが付けられると面白いのに。

二章のオープンソース話はごく一部の成功者モデルかな。極めれば未来があるという希望はあるけど大部分の人にはどうか。

三章のけものみちの方が僕には刺激的。「コモディティ化だけは絶対にしない」。むかし流行ったコアコンピタンスみたい?

けものみちに興味を持つということは、ゼネラリスト指向ということかな。でも単純にそうでもなさそう。

けものみちは一人であるくゼネラリスト。時給=コモディティ化の印。相場がない能力を評価できる人が重要。

三章読了。けものみち力=ビジネス能力かな。自己啓発本に書いてあるような内容に近い。

弾さん効果ですかね。面白いですよ。いろんな意味でバイブルになるかも?

四章のホームズ・ロールモデルが面白い。弾さんのいう裸の望夫さんってこれかな?

梅田さんの得意分野はAjaxに似ているかも。既存のモノの再構築。Reblogにその力はあるか?

五章。講義のネット配信の話でニコ動の可能性を再認識。YouTubeの一歩先を行ってる。

知のプロセスが重要だとすると、Twitterは「つぶやき」でそれを見える化してるのかな。こういうことを考える時間が好き。

六章。文系版オープンソースに一番近いのははてなグループだと思うけど流行らないのはなんでだろう?何が足りない?

さっきのは五章だった。六章。大組織と情報共有。社内SNSとか言う気持ちが分かった。うまくいかないだろうけど。

七章。この本のテーマが高速道路の先の渋滞にどう対応すればいいか、だということにようやく気がついたよ。遅すぎ?

七章。サバイバルは強者の論理か?ただ、自分の可能性を楽観的に信じることで変わることも確かにあるかも。実感として。

一番最後のメッセージは七章じゃなくて終章だった。 それにしてもテーマに気がつくのが遅すぎ。帯にしっかり書いてあるのにね。

「ウェブ進化論」が新しい未来に「ワクワク」するためのインパクトのある本だとすると、「ウェブ時代をゆく」はその未来をどう生きるかというジックリ系の本。 だから、池田さんの言うような「新しいことが書いてない」「ありきたりな人生論が多く」のも一理ある。 それでも僕にはこの本はとても刺激的だった。 確かに、「どうせ理系出身者なんていらねえんだよ」「IT業界を不人気にした重鎮たちの大罪」「IT業界のネガティブイメージ 」といった問題には直接答えていないけど、それを乗り越えるだけの「前向きさ」を感じることができる。 もちろん、逃避のために無批判に信じるのとは別。

この本から得られることは、自分自身の内部に秘めている想いに比例するのかもしれないと思った。