写真と地図と日記と (ALPSLAB photo)
Flickr にアップした写真に対して、少しずつ位置情報を載せていくようにしている。 Flickr の場合、位置情報は geotagging (ジオタグ)というタグで表現する。 例えば、この河口湖の写真には、以下のようなタグを付けている。
- geo:lat=35.5225689 (緯度)
- geo:lon=138.7672908 (経度)
- geotagged (位置情報があるという印)
写真に位置情報をつけたとしても、これだけじゃ役に立たない。 位置情報から地図を表示してくれる仕組みが必要になる。 海外のサービスだと、geobloggersが、写真と地図の中継をやってくれていた。 tDiary の Flickr プラグインでも、実験的に日記上の写真に地図を表示できるようにしていたことがある(今の最新版ではこの機能は無いけど)。
面倒なタグ付け
以前は位置情報のタグを手作業で付けていたんだけど、これはかなり面倒だった。
- Google マップを開く
- 写真を撮った場所まで移動する
- その場所の緯度と経度をコピーする
- Flickr の写真を開き、コピーした緯度と経度をタグ付けする
- Flickr の Description に Google マップへのリンクを貼る
Firefox と Greasemonkey を使うと楽にできるらしいけど、Greasemonkey は使いたくなかった。 tDiary の Flickr プラグインを使って楽できないかとも考えた(思えば、認証APIについて調べたのもこれがキッカケ)けど、どうしてもいい方法が思いつかずにそのまま放置していた。
ALPSLAB photo
そんな折、 ALPSLAB がタグの付与から地図への反映までを自動化するサービスの提供を始めた。
これを使うと、位置情報のタグ付けが簡単にできる。 手順は以下の通り。
- Flickr の認証 API を使って、 ALPSLAB photo にログインする
- 「Flickr 検索」で位置情報を付与したい写真を検索する
- 地図をスクロールし、「この写真に現在位置を付与する」をクリックする
これだけで、対象の写真に位置情報(ジオタグ)が埋め込まれ、さらに写真の Description 欄に地図 (ALPSLAB base) へのリンクが付与される。 楽しくてついつい、いろんな写真に位置情報を付与してしまった。
写真と地図と日記と
Google マップや Flickr が登場してからずっと思っているけど、写真と地図と日記は相性がいいはず。 どこかに出かけて写真を撮った時には、その場所の情報と一緒に日記を残したい。 だから、日記 (tDiary) を中心として、写真サービス (Flickr or フォト蔵) と地図サービス (Google Maps or ALPSLAB base) を連携できればいいなと思っている。
今は、日記 (tDiary) → 写真 (Flickr) → 地図 (ALPSLAB base) の順になっているから、 Flickr か ALPSLAB のどちらかがサービス終了したら連携が切れちゃう。 日記を中心にしておけば、仮にどちらかのサービスが無くなっても、他のサービスに切り替えることができるし。 という訳で、もう少し Flickr プラグインの機能を強化したいんだけど、具体的なイメージが固まらない。 まぁ、急がずに、のんびり考えるかな。
追記
Flickr も公式にジオタグをサポートする動きがあるみたい。 その後が楽しみ。