Unicorn環境でRubyを1.9.3-p194へアップデート
この日記を動かしているサーバで、Rubyを1.9.3-p194へアップデートした。今後のために手順を忘れないようにメモしておこう。
現在の環境
$ ruby --version
ruby 1.9.3p125 (2012-02-16 revision 34643) [x86_64-linux]
$ rbenv versions
* 1.9.3-p125 (set by /home/machu/.rbenv/version)
$ unicorn --version
unicorn v4.3.1
ruby-buildとrbenvの更新
gitで管理しているので、いずれも git pull で更新する。 ruby-build はスタンドアロンで導入しているので install.sh も実行する。本当は .rbenv/plugins に入れておいた方が更新が楽。
$ cd ~./ruby-build
$ git pull
$ sudo ./install.sh
$ cd ~./.rbenv
$ git pull
ruby 1.9.3-p194のインストール
-l オプションを付けないと一覧が出ないようになった。
$ rbenv install -l
Available versions:
1.8.6-p383
1.9.3-p125
1.9.3-p194
$ rbenv install 1.9.3-p194
ruby 1.9.3-p194への切り替え
いきなり global のバージョンを変えるのは怖かったので、まずは shell のみを切り替え。
$ rbenv versions
* 1.9.3-p125 (set by /home/machu/.rbenv/version)
1.9.3-p194
$ rbenv shell 1.9.3-p194
$ rbenv versions
1.9.3-p125
* 1.9.3-p194 (set by RBENV_VERSION environment variable)
依存ライブラリのインストール
tDiaryのGemfileで指定している依存ライブラリを、bundlerを使ってインストールする。bundler自身はgemでインストールする必要あり。
$ gem install bundler
$ rbenv rehash
$ cd ~/var/tdiary/tdiary-core
$ bundle install
$ rbenv rehash
unicornの再起動
ちゃんと新しいunicornに変わっていることを確認。
$ rbenv which unicorn
/home/machu/.rbenv/versions/1.9.3-p194/bin/unicorn
unicorn は SIGUSR2 での再起動をサポートしているけど、 ruby のバージョンを変える場合は停止・再起動が必要だった。tDiaryはproduction環境で起動している（テスト・開発用のgemをロードさせたくないので）。
$ kill -QUIT `cat unicorn.pid`
$ RACK_ENV=production unicorn -c unicorn.conf -D
$ ps aux | grep unicorn
machu 31397 4.8 3.6 736740 36712 ? Sl 06:24 0:01 unicorn master -c unicorn.conf -D
machu 31401 6.7 4.5 759176 46124 ? Sl 06:24 0:01 unicorn worker[0] -c unicorn.conf -D
machu 31404 0.4 3.2 736740 33404 ? Sl 06:24 0:00 unicorn worker[1] -c unicorn.conf -D
machu 31548 0.0 0.0 10376 928 pts/6 S+ 06:24 0:00 grep unicorn
global での ruby バージョンの切り替え
日記が ruby 1.9.3-p194 で動いていることが確認できたら、 global 環境の ruby バージョンも切り替えておしまい。
$ rbenv global 1.9.3-p194
まとめ
昔のような手動コンパイルとgemコマンドでのライブラリ更新に比べたら、rbenv + bundler 環境のおかげで楽になったものだ。
参考