Trac / Trac 月 Off
いがぴょんさん主催のTrac / Trac月 OFF会@東京渋谷に行ってきた。 Trac月の中の人や、日本語翻訳をされている橋本さんや、sourceforge.jp の中の人など、豪華なメンバーが集まっていて、熱意を感じるOFFだった。
思っていたよりもスーツ成分が高かった(半分くらい?)。 と言っても、スーツを着たギークという感じだけど。 仕事を楽にするための LifeHack のための Trac というか。
前半
いがぴょんさんからの挨拶の後、事前に希望した人のプレゼンを実施。
最初はtidusさんによるTrac月2.0に向けての話。 Tracの簡単インストーラだけじゃなくて、Mavenなどを同梱することで、開発チームが容易に開発管理をできる環境を提供していくという方向性。 個人的にはTrac0.11で追加される「ワークフロー機能」というのが気になった(そういえば質問するの忘れてた)。
その後、せんべいさんから、Tracとの関わりについての紹介。 マインドマップを使ったプレゼンが印象的だった。
僕もその後に発表した。 5分のライトニングトーク…と思いきや、資料が80ページほどになってしまって、10分以上話してしまった気がする。 内容はチケットについて。 資料は一週間後のITpro Challengeが終わったら公開しようかな。
あと、Subversionのコミットログの修正が面倒という話をしたら、TortoiseSVNを使えば簡単にできるということを教えてもらった。感謝。 そこから、「誰でもコミットログを書き換えられるとマズいよね?」という話になって、「フックの中でアクセス制御するといいよ」という話に発展していった。
もう一つ、WordやExcelのバージョン管理をどうするかと言う話も。 Wordの構成管理は良くできているけど、Excelは…とかね。
後半
後半は自己紹介。 参加者が20人以上だったので、自己紹介だけで時間が来てしまった。 それでも22時終了予定が22時半くらいまでになったし、みんなまだまだ話し足りない感じだった。 Trac についてのマニアックな話…というよりも、どうやって職場に導入するかという運用の話が多かった。 こういう運用の話って内容的に Web には出てきづらいから、貴重な機会だったと思う。
最後に
いがぴょんさんから、継続して集まりましょうという提言があった。 「日本Tracユーザ会(?)」という話もあったような…。 時間的に2次会に参加できなかったので、その後どうなったかは分かんない。
せっかく渋谷でやったんだから、shibuya.jsやshibuya.plみたいな名前にするとイマドキ(?)かも。
所感
- 「Excel でバグ管理をやめたい」という思いがTracを動かしているんだなぁ…。
- 特に翻訳された橋本さんからも同じ話が。
- というか、日本におけるTracに対する翻訳の貢献は計り知れない価値があると思う。
- Tracはシンプルな方だけど、それでもなかなか使ってもらえないらしい。
- 理由は何だろう。Excelとの違いは紙への印刷が容易かどうかにあるのかも。
- チケットのレポートをPDFで綺麗に出力すると、上司へのウケがよさそう。
- バグ収束曲線とか。(これは試験消化数が必要になるから難しいかも?)
- Tracだけで全てを解決はできないから、どこかで線を引かないと難しすぎて使えないものになるかも。
他にも思うところはたくさんたくさんあった。思い出したら追記しようっと。 貴重な機会を作ってくれた皆さんに感謝。