RAID1 とバックアップを使う
痛い目にあわないと理解しないバックアップ対策の大切さ。 HDDも1台増えちゃったし、マザーボードにも RAID コントローラがついていることだし、 RAID を組むことにする。 以下、やったことのメモ。
RAID 化する前の HDD 構成
- HDD0 … 200GB (ダイナミックディスク・スパンボリューム)
- HDD1 … 250GB (ダイナミックディスク・スパンボリューム)
- HDD2 … 320GB (ベーシックディスク) ← ここに新しく OS をインストールしている
データの退避&ディスクの初期化
- スパンボリュームに入っている大切なデータを、ベーシックディスクの HDD2 へとコピー
- HDD0 と HDD1 のパーティションを削除し、それぞれのディスクをベーシックディスクに変換
RAID1 化
過去の日記によると、使っているマザーボードは GIGABYTE GA-K8N Ultra-9。 日記をつけておくと、こういうときに役に立つ。 このマザーボードには RAID コントローラが付いている。
- 起動時に DEL キーで BIOS の設定画面へ。 SATA の RAID コントローラを有効にする。
- 対象は HDD0 と HDD1 が繋がっている SATA1 のプライマリとセカンダリ。
- HDD2 が繋がっている SATA2 は無効のままにしておく。
- 再起動後に F10 キーで RAID の設定画面へ。 HDD0 と HDD1 でミラーリング(RAID1)を組む。
- シングルの HDD2 にて Windows を起動
- 起動後に「新しいハードウェアが見つかりました」と表示されるので、「ドライバの検索」で RAID コントローラのドライバをインストール
- 「管理ツール」から「ディスクの管理」を開くと、新しいドライブが1つ見える。
- これが RAID1 でミラーリングされている HDD0 と HDD1 。
- このドライブを NTFS でフォーマットし、 D ドライブに割り当てる。
RAID 化後の HDD 構成
- HDD0 & HDD1 … 200GB (ベーシックディスク・NTFS) ← 中身は空
- HDD2 … 320GB (ベーシックディスク・NTFS) ← OS + 復旧したデータ
本当は RAID 化したディスクに OS から何から入れるのがいいんだろうけど、 RAID のディスクに OS をインストールするためには FDD ドライブが必要らしいので、やめた。 OS はいつ消えてもいい覚悟で使うか。 大切なのはデータの方だし。
バックアップの設定
最後にデータのバックアップ。 デジカメで撮影した写真のデータが30GB弱ある。 DVD-RAM を買ってきて、そこにコピーしようとしたんだけど、1枚1時間、トータルで6時間ほどかかる見込みだったのでやめた。 時間のかかるバックアップ方法だと、そのうち面倒でバックアップしなくなりそうだからね。
結局、以下の方針にした。
- HDD0 & HDD1 (RAID1) … Dドライブに割り当て。マイドキュメント、マイピクチャ(Picasaの管理フォルダ)、マイミュージック(iTunesの管理フォルダ)を格納する。
- HDD2 … パーティションを2つに分ける。1つが OS を入れている C ドライブ。もう 1 つのドライブを、Dドライブからのバックアップ用にする。
バックアップには、 Windows 標準のバックアップツールを使う。 これだとスケジュール実行もできるし、差分バックアップもできる。 30GBのデータのバックアップも20分弱で終了。 これなら実用的だ。
そもそもバックアップディスクを別に分けるのなら、 RAID 化する必要があったのか?という疑問は残るけど、まぁいいや。