RubyKaigi 1日目
去年に続いて今年も 日本 Ruby 会議 2007 に参加することができた。幸せだな。 今年は速報ログに詳しい内容が載っているので、特に印象に残ったことだけを書き込めておく。 今回のキーワードは「スケーラビリティ」とか「エンタープライズ」なのかな。
全般
一番新鮮だったのは、会場でプレゼン画面とは別のスクリーンに IRC のチャット画面が表示されていた。 発表者にはプレッシャーかもしれないけど、会場の一体感は確実に高まる。
- 去年より企業・お仕事方面から注目されてる。
- スポンサーにビックネームが増えてる!
- Rails を仕事にしている人が会場の 1/3 も!
- 1年が経てばいろいろと変わるんだな…。
- ノベルティがトートバッグ。これは嬉しい。たださんGJ!
- 去年と変わらないスタッフのイベントにかける愛情。
- でもロビーとトイレは少し狭かったかも。
Ruby 1.9実装の現状と今後(ささださん)
- Ruby1.9は12月にリリース。
- IPA 未踏は2006年度でおしまい。
安定版rubyとその今後(卜部さん)
- 1.8のメンテナンス版は2世代。
- メンテナンスのモチベーションはたくさんのコミットを機能追加とバグに振り分けること。
日本Rubyのリファレンスマニュアル2007・初夏(青木さん)
- リファレンスマニュアルを刷新。データ構造に意味を持たせて検索性を高める。
- 14,000のメソッド!進捗率は2%。
- とりあえず tk は除けば?という話。
JRuby: Ruby for the Java Platform(Charles Nutter / Thomas Enebo)
これはエンタープライズ領域での本命かも。Sun のブランド力は大きいからね。
- JRuby1.0 がリリース!
- Java の資産が使えるのが一番の強みか。
- GUI アプリは swing を使うのが楽かな?
- アプリケーションサーバで JRails を動かす。
- JDBC ドライバ経由でたくさんのDBと連携できる。
2007年とその先のRuby (まつもとさん)
重要なことをたくさん言っていた気がする。
- 言語の寿命 > フレームワークの寿命
- Rails と共倒れ? それとも Rails の次が出る?
- キーワードは「スケーラビリティ」
- オープンソースは成長をやめると死んでしまう。
- IRC で「使う人に愛を要求する言語?」というコメント。
他にも面白い話はたくさんあったけど、もうすぐ空が明るくなりそう(AM3:30)なのでここまで。 1年前と比べて、明らかに Ruby がメジャーになりつつある。 でも、意外にも Ruby ブームに対して冷静な人が多くて安心した。 明日も楽しみ!もう寝ないと…。