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今日は Wiki 小話の日

年末年始を挟んですっかり忘れそうになっていたけど、今日は Wiki 小話の日

忘れずに行ってきた

感想を書くまでが Wiki ばなということで…。

今回は、 Podcast の検索サービス Podcastle についての話だった。

  • 音声認識研究のキラーアプリ
  • 世界初の日本語音声検索
  • 育てる音声認識エンジン(音声認識の誤りを利用者が修正 → 音声認識エンジンがより賢く)

という話だった。 不完全なもの(音声認識とは不完全なものなんだそうな)を、多くの人が少しずつ手を加えて使えるものにしていくというアプローチが、まさに Wiki 的。 ネタの選定もいいし、サーバ側もクライアント側もよく作りこまれていて、これは将来が楽しみ。 Podcast 自体にはそれほど興味が無かったんだけど、 Podcastle が普及したら Podcast も広まるかも…と思った。

特に印象に残ったところだけを箇条書きにする。

  • 開発は qwikweb + skype を使った。開発者全員が一同に集まったのは今日が初めて(!)
  • 1年前のWikiPedia の音声版が欲しいという雑談から Podcastle のアイデアが生まれた
  • 音声認識は普及していない。カタログに記載されている95%の認識精度では、まだまだ不十分。 ← 正確にはカタログの表記がある条件下でのベスト値だから実際には使えないという話というツッコミあり。
  • 研究分野の音声認識は精度重視。商用分野では速度重視。
  • 音声認識のために単語を N-gram でモデル化。単語は過去の新聞記事から登録。
  • 最新の言葉は Web ニュースから学習する。芸能ネタに強い音声認識エンジンは珍しい。
  • 検索サーバは Rails で作成。REST 的なアーキテクチャーで API を構築。
  • id:brazil さんの超絶プレゼンテクニック。犬の鳴き声。
  • jsh (JavaScript shell?) とか External Interface とか FlashProxy とか。
  • 集合知を活かした新しい検索の形。利用者に参加してもらうためには、「自分が嬉しい」が大切。お金じゃ動かない。

スタッフ・発表者の皆様へ謝辞

今回、参加者の名前入りのネームプレートが入り口で配られていたのですが、あれ、すごく良かったです。 おかげで懇親会の場で、 uemura さんkitaj さんとご挨拶することができました。

勝手に、「これ、参加費無料で大丈夫?」と心配しちゃいました。 ともあれ、素敵な場をありがとうございます。 月イチ開催なるか…?

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