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coLinux で Debian (2)

coLinux への Debian インストール話の続き。

sarge へのアップグレード

最初にインストールした「Debian-3.0r2.ext3-mit-backports.1gb.bz2」は安定版なので、Rubyのバージョンが1.6だったりと各種ソフトウェアが古い。 なので、比較的新しいソフトウェアが使える sarge へとアップグレードする。

Debian では apt-get コマンドを使って、パッケージを自動的にダウンロード&インストールができる(Gentoo の emerge や Windows Update のようなもの)。 ダウンロード元のサーバは、 /etc/apt/source.list に記述しておく。

netselect というコマンドを使えば、高速なサーバを自動的に選んでくれるみたいだけど、うまく動かなかったので直接サーバを指定している。

deb http://ftp.jp.debian.org/debian/ testing main
deb http://security.debian.org/ testing/updates main
deb http://ftp2.jp.debian.org/debian/ testing main contrib non-free
deb http://www.ring.gr.jp/archives/linux/debian/debian/ testing main contrib non-free
deb-src http://ftp.jp.debian.org/debian/ testing main

元のファイルには「stable」が指定されていたけど、これを「testing」としている。 stable (安定版) が Woody で、testing (テスト版) が Sarge というステータスなのね。

source.list を修正したら、 root にて下記のコマンドを実行する。

# apt-get update
# apt-get -u dist-upgrade

「apt-get update」はGentooの「emerge --sync」と似たようなものっぽい。「apt-get -u dist-upgrade」は「emerge -u world」かな。 これが終われば、 sarge へのアップグレードは終了。

とにかく、 apt-get の使い方を覚えないと難儀する。 AptGet - Debian GNU/Linux スレッドテンプレが参考になるかも。

ユーザ作成

本当はインストール直後にやっておくことなんだろうけど。

# useradd -m machu
# passwd machu
# groupadd wheel
# usermod -G wheel machu

-m オプションをつけると、自動的にホームディレクトリを作成してくれる。便利。 wheel グループを作成して、 machu ユーザをグループに追加している。 wheel ユーザは sudo を使えるように後で設定する。

必要パッケージのインストール

ここまでで基本設定は終わったので、後は基本パッケージをインストールしていく。 インストール方法は

# apt-get install <パッケージ名>

でよい。

  • ssh
  • screen
  • sudo
  • gcc
  • make
  • libc6-dev (これを入れないと、コンパイル時に「/usr/bin/ld: crt1.o: No such file: No such file or directory」とエラーになる)
  • vim
  • vim-ruby
  • host (nslookup の代替)
  • nkf
  • ruby
  • ruby1.8-dev (mkmfを使うプログラムはこれが必要)
  • libdb4.3
  • libdb4.2-ruby1.8

ところで、coLinux で Gentoo を入れた自宅のPCは、emerge -u world で(glibcのコンパイル中に)マシンが固まってしまうという困った状態に。 熱暴走なんだろうか? CPU温度は20℃なのに。

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