はてな規約改正

はてなの規約が改正され、これからは住所を登録しないといけなくなるようだ。

昨今、サイト上に掲載された情報によって他者の権利侵害等がおこなわれるトラブルが増加しており、こうした際、仮名でのご登録等の理由で情報発信者の特定がおこなえない、といったケースが発生しています。

そこで、こうした状況を回避し、皆様に正しい登録情報を入力いただくことで、安心してご利用いただけるサイトを目指し、情報発信元の明確化やサイトそのものの健全化に繋げることを目的として、はてなユーザー様全員に住所のご登録、正しい情報へのご変更をお願いするはこびとなりました。

「安心してご利用いただけるサイト」というのが、利用者ではなく「はてな」側である可能性は高い…んだけど、このご時勢だからこれは仕方ないか。

しかし、キャンペーンと称してランダムで150人の利用者に「はてなポイント付き住所確認はがき」というのを送るという。 はがきが送られてきた利用者には「はてなポイント」がプレゼントされるそうなのだが、本当のところは正しい住所を登録しているかどうかの抜き打ちチェックでしかない。 はがきが利用者に届かなかった場合は、一時的にアカウントを凍結するとまで書いてあるしなぁ。 「必要だから個人情報を収集します」とハッキリ言ってくれれば安心できるものの、こんな遠まわしな言い方と誤魔化しに近い手法は苦手だ。

個人情報を集めるために必要なのは「信頼」だよ。 「はてなポイント」やお金なんかじゃないはずだ。 はてなダイアリーを使っている利用者層であれば、特にその傾向が強いはずなのに…。

追記

まぁ、言いたいことは「おれはおまえのパパじゃない - はてなのこと」に書かれていることと、ほぼ同じなんだけどね。

ちなみに、僕もさくらのサーバに個人情報を開示することには抵抗感を感じなかった。これは、さくらが「完全な」商用サービスで、毎月お金を払っているからだと思っている。 古い考えかもしれないけど、「無料」でサービスを提供しているところには、どこかしら警戒心を持っているんだろう。