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温故知新

結城さんのサイトでバッドノウハウからグッドラッパーへという文書が公開されている。 すでに反応リンク集もできているみたい。

僕がGentoo Linuxにインストールしているソフトウェアの傾向をみれば分かるけど、僕自身はシンプルなものが好きだ。 SendmailよりはPostfixだし、procmailよりはscmailといった具合に。

ただこれは、すでに新しいものが登場しているから比較できるんだろう。 それがまだ存在していないとき(たとえばqmail登場以前のsendmailや現在のXFree86)は、ラッパーは「素敵な」選択肢だと思う。 「素敵な」と書いたのは、バッドノウハウだからといって拒絶してしまうのではなく、それを少しでも良くしようという姿勢に前向きさ、明るさを感じたから。

ソフトウェアも生き物と同じで、誕生し、成長し、やがては新しいものに置き換えられていく。 バッドノウハウと呼ばれるソフトウェアは、たまたま衰退期に入ったおじいちゃんなんだろう。 いずれは若者(新しいソフトウェア)に役割をバトンタッチしていくにしても、世代交代のその時まではラッパーという杖を使いながら、ぞんぶんに活躍してほしい。

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