Wiki と差分表示
The RWiki - Wikiについてのウンチク」にて、 Wiki に差分表示は必要かとの問題提起。
差分見たけりゃCVS。時系列順に並べたければ縦流し掲示板。リファクタリングしまくってし続けて差分など意味がなくなってこそWiki。
それに対するTokuLog! / 2004-12-20での反応。
Wiki は「通りすがりのもの」に見せるためのツールであると同時に Wiki に住みつく小人さんのコミュニケーションの場でもあるのだから、差分表示は必須だと思うのだが。
Wiki はあくまで道具なので、利用シーンによって必要かどうかは変わってくる。だけど、まとめサイトの経験から言うなら、大勢で使うのであれば差分表示は必須だな。逆に、1人で使うのなら別に必要ないかもしれない。
「リファクタリングしまくって差分など意味がなくなってこそWiki」、というのは確かに本質かもしれない。だけど、そこに至るまでの過程では差分は重要な意味を持つ。オープンソースの開発に CVS と ChangeLog が必須なのと同じかな。
リンク先では「どこが変更されたかわからないような変更は、気づく必要のない変更」との意見も書かれていた。確かに読む人からすれば、その通りかもしれない。だけど、書き手としては、「何を書いたか」なんて完全に覚えていられないから、差分とか履歴はコンピュータに任せちゃいたいな。(少し脱線するけど、そもそも覚えていられないから文章に残す、という動機もある)
それから、最大の動機としては悪意ある編集(要は荒らし)を監視・復旧できることがある。
どんな機能が欲しいか
じゃ、実際に差分表示として欲しいと思っている機能は何か?
- 直前の版からの変更点が見られるのは必須。これは多くの Wiki エンジンで実装されている。
- 特定の版からの変更点が見られること。Wiki は小刻みに編集することが多いので、直前からの差分では不十分なことが多い。
- 前回に訪問してからの変更点が見られること*1
BitChannel は CVS をベースにしているだけあって、差分機能は充実している。 PukiWiki も毎回バックアップを取るようにすればかなりイイ線いっている。だけど、「backup」と「diff」が別の概念なのでたまに戸惑うかな…。 それから、Wikiばなソコダネットで提供されている差分表示 RSS はとても便利。ほかの Wiki エンジンでもこの機能は欲しいな。