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(読書)暗号解読

暗号解読

ゴールデンウィークの課題図書として読み始めた。 暗号というと難しいイメージを持つけど、この本は様々なエピソードにもとづく平易な解説となっているので、専門家でなくても楽しく読み進められる。 「暗号技術入門 - 秘密の国のアリス」を読んで興味を持った人が次に読む本としてもよさそう。

本書では、古代から現代(そして近未来)までの暗号技術の歴史を眺めることで、セキュリティに関する要点を学ぶことができる。 まだ序盤しか読んでいないんだけど、「隠すことによるセキュリティは危険」、「弱い暗号なら使わないほうがよい」、「アルゴリズムより鍵が大切。アルゴリズムは公開してもよい」という現代でも通用する基本的な考え方が、歴史の教訓として示されている。

ちなみに原題は CODE BOOK. 本文中に出ていたけど、コードとは文字(フレーズ)を他の文字に置き換えるという意味らしい。 エンコード、デコードという言葉もここからきているみたい。

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