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Google のメール Gmail

検索エンジンのGoogleがメールサービスである Gmail を開始するみたい。 最初は「ふ〜ん」って感じだったけど、サービスの中身を見るとかなり画期的な内容だと思った。

これまでのメールの使い方は、フォルダごとに分類しておいて、読み返すときに日付や差出人で並び替えたりする、といったもの。 僕は、メーラについている検索機能はほとんど使ったことがない。 だけど、Gmail では 1GB ものメールボックスにメールを突っ込んでおき、「検索」によって過去のメールを探すといった使い方になる。 Google の検索の速さを考えると、これはかなりイケてるんじゃないか。

Web に目を向けると、情報共有の方法が、従来のディレクトリごとの静的ページから、 Wiki, RandomNote, 声のかけら といった検索志向のツールへと変わっていることや、tDiary の検索機能が Namazu による事前インデックス化から tDiarySearch によるリアルタイム検索に変わっているという流れがある。 別に登録時にきちんと整理しなくても、見たいときにコンピュータが探してきてくれるのだ。

これを考えると、かつて検索エンジンがディレクトリでの分類からロボットによる巡回方式に変わっていったように、メールもサーバにあずけるという、これまでの使い方から がらっと変わっちゃう可能性がある。 ちなみに、梅田さんはこのことを「こちら側からあちら側」へと表現されている (CNET Japan Blogの後半部分を参照) 。 うちも Gentoo Linux をメールサーバにして、Windows マシンから IMAP で繋いでいるけど、どの端末からでも読めるというのはやっぱり便利だからね。

まぁ、このサービスにも課題はあって、僕としてはプライベートなメールが自分のコントロール外にあるということが気になっている。 他にも、メールの本文にあわせた広告が挿入される、というのも気になる人は多いだろう。 いまは期待半分、不安半分ってとこかな。

参考リンク

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