エレベータのユーザビリティ (2)
昨日の日記に書いた、エレベータの開閉ボタンが分かりにくいという話。
使いやすさ日記では、ボタンの上に「ひらく」「とじる」と表記する例が紹介されている。 これはこれで分かりやすいけど、開閉ボタンのアイコンが意味をなしていなくて本末転倒な気もする。
そこで、二週間前の日記で紹介した「アイコンは言語によらず伝えたいことを伝えるためのもの」という言葉にのっとって、アイコンの改善案を考えてみた。
まず、もともとのアイコンが分かりにくい点は、
- 図形の数、位置、大きさともに、どちらも似ている
- 「開く」がこれから開こうとしているのに対し、「閉じる」は閉じた後の図となっている
というところだろうか。
この点を考えて、下の図のようにするとどうだろう。
「開く」ボタンをドアが開いている図にしただけなんだけど、これだけでもずいぶん分かりやすいんじゃないかな?
追記
色とボタンの大きさも変えてみた。
基本的に、安全なほう(開くほう)が重要ということで。