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P2Pとトラフィック

Winnyに逮捕者が出てから、ずいぶんトラフィックは減ったみたいですね。で、こんな記事がでていました。

P2Pファイル共有ソフトのトラフィックについて考えた (ITPro: 記者の目から引用)

登場して以来,数年でインターネットのメジャー・アプリケーションに成長したP2Pファイル共有。その成長の速度を,ネットワークの運用者側は甘く見ていたのかもしれない。「オン・デマンド」思想と現実のギャップが,想定外のトラフィックへの対処を困難にしている。運用者側が理想とした形は,人々が根源的に持っている所有欲に打ち負かされた格好だ。

「運用者が理想とした形」とは何なのだろう。本来、「ネットワークの運用者」と「オン・デマンド」とやらの提供者は別なはずなので、トラフィック増加の原因が何であろうが運用者が「打ち負かされた」訳ではないと思う。ある特定のニーズ(「オン・デマンド」もしくは 「P2Pファイル共有」のどちらでもよい)が全体のトラフィックを圧迫しているのであれば、それを制限するかどうかは運用者および経営者の判断にすぎないんじゃないかな。

要は、記者の方は暗に「ネットワークの運用者」と「オン・デマンド」とやらの提供者を同一視して記事を書いているのかな?ってことが気になっただけです。