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チケット駆動開発について

「本日のリンク元」で見つけたサイト。

以前からチケット駆動開発について何度か言及されている。 特に、アジャイル開発とチケット駆動の親和性について、経験を元に考察されている。

個人的にはウォーターフォールでも、5人くらいの開発であればチケット駆動は有効だと思ってる。 WBS (Work Breakdown Structure) の最小単位が開発を駆動するチケットと考えればいいし、レビューのコメントもチケット化することでその後の追跡は容易になる。 「ストックとフロー」論でいくと、チケットがフローなので仕様書がストック。 「ミクロとマクロ」だとすると、チケットがミクロでプロジェクト計画がマクロ。

でも、開発メンバの人数が数十人規模になると、チケットによるタスクの割り当てだけでは回らなくなる。 マクロ的な視点での作業の割り当てやスケジュール管理には、やっぱりそれ専用の仕組みが必要になる。 例えば、100ページのドキュメントを20日間で作成するタスクがあったとして、チケットだけではその進捗状況を管理することは難しい。 100個のチケットに分割すればページ単位の進捗状況を把握できるんだろうけど、それって現実的じゃない。 とすると、両手の指で数えられるくらいのチケットで収まるかどうかが、一つの判断基準になるのかもしれない。

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