まちゅダイアリー
2008-01-10 (木)
■ 仮想デスクトップは Alt + Tab を連打する人にお勧め
なぜか食わず嫌いで仮想デスクトップを使っていなかった。
- 常駐ソフトはメモリ消費しそう(たぶん5年くらい前の発想)
- Windows が不安定になるとやだな
- 別にデスクトップを広く使う必要ないし
でも、 Mac の Spaces が出たときにどこかのブログで見かけた「仮想デスクトップはデスクトップを広く使うものではなく、デスクトップの状態を記憶するために使う」みたいな話を読んだときから、ちょっと考えが変わった。 それじゃってことで、試しに仮想デスクトップを使ってみたんだけど、もう、今まで使っていなかったことをすごく後悔した。 もうこれ無しの生活には戻れない。
仮想デスクトップを使う前は、 Alt + Tab を押してウインドウを切り替えていた。 基本的にウインドウを最大化して使うタイプなので。 でも、 Alt + Tab だとお目当てのウインドウがリストの最後にあったときに、何度もボタンを連打しなきゃいけない。 なんだか、並び順がどういう規則で変わっているのかがイマイチよく分かってないんだよね。
仮想デスクトップを使って、用途ごとに別のウィンドウを割り当てることで、 Alt + Tab によるウインドウ選択のストレスが一気になくなった。 これまで12個くらい開いていたウィンドウが、仮想的に 1/4 になったからなぁ。 仮想デスクトップごとにタスクバーが分かれるので、結構いい感じ。
- 1番: Web ブラウザ
- 2番: Twit などのコミュニケーションツール
- 3番: Office 系ツール
- 4番; 端末からのSSH接続
仮想デスクトップの導入手順
インストールしたのは、 Microsoft PowerToys for Windows XP の Virtual Desktop Manager 。 フリーで高機能なソフトがあるのは知っていたけど、選ぶのが面倒だったのでとりあえず Microsoft 製のにした。
- Virtual Desktop Manager をダウンロード
- タスクバーを右クリックし、「ツールバー」の Desktop Manager を選択(ここが分からなくてしばらく悩んだ)
- オプションで Shared Desktops のチェックを外す(重要!これをやらないとタスクバーが全部表示される)
背景に異なる壁紙を指定できないとか、仮想デスクトップ間でウィンドウが移動できないっていうちょっとした不満はある。 でも、メリットの方が多いのでこのまま使い続けるよ。
追記
仮想デスクトップを使うと、画面ごとに気持ちを切り替えられるのもいいな。 Office 系ソフトを使っているときは、メールのことを忘れられたり、と。
■ 仮想デスクトップの追記
たくさん反響があってちょっとビックリ。 意外と Alt + Tab 連打派の人がいるんだなぁ。
個別にお返事します。
sekimuraさん
Alt + Shift + Tab で逆向きにカーソル
うわっ。これ知りませんでした。 3ボタン押しはちょっと苦手なんですが、慣れれば便利そうですね。
takano32さん
ボスがきた!
なるほどその手が!昔そんなソフトあったような気がします。
kenzさん
Vistaだとalt+tabでもWindowのプレビューが出る
プレビューいいですね。Microsoft 製のツールを昔入れてました。 でも、 Alt + Tab を連打するのに変わりがないような…?
tさん
4つとも変えられます
あーそうでした。 ただ、僕だけかもしれないんですが、「Browse」ボタンを押すと MSVDM が強制終了しちゃうんです。
徳丸さん
いったんShared Desktopsをオンにしてから、移動先の仮想デスクトップに移って
なるほど。確かに面倒ですね(笑) でも、ウインドウの移動は必須な気がしてきました。もっと高機能なソフトを使った方がいいのかも? Alt + Esc を試しに押してみたんですが、慣れると便利そうです。
■ さらに追記 (2008/1/11)
画面ごとに気持ちを切り替える話は、仮想デスクトップ WinDeskWide が激しく便利な件 - Open MagicVox.netが詳しい。
WinDeskWide は 1 枚のデスクトップ領域の面積を広げるのではなく,デスクトップそのものの枚数を増やすように作られています。それぞれのデスクトップは,壁紙やデスクトップアイコン,システムトレイを共有するものの,ウィンドゥとタスクトレイついては完全に別のデスクトップとして機能します。この違いは小さなようですが,実はとても重要です(後述)。
WinDeskWide を使うことにより,タスクとコンテクストが一つ一つの仮想デスクトップの中で閉じるわけです。タスクを切り替える度にコンテクストを思い出すという作業は,一見些細なようで元来シングルタスクな人間の脳にとってはかなりのオーバーヘッドになります。
うんうん。とっても同感。
もう一つ、仮想デスクトップが不便な理由 (kuruman.org > Kuruman Memo)もいい。
仮想デスクトップが実現するのは、物理的なモニタ単位で状態を保持することだ。
あぁ、たぶんこのページだ。僕が仮想デスクトップに興味を持つキッカケになったのは。
それから、 MSVDM の不満な点は途中でウインドウを切り替えられないこと。 Virtual Dimension が良さそうだけど、開発が止まってるんだよなぁ。
「Alt + Tab だとお目当てのウインドウがリストの最後にあったときに、何度もボタンを連打しなきゃいけない」<br><br>MSVDM を常用してたら必要ない Tips ですが、Alt + Shift + Tab で逆向きにカーソルが進みます。
ボスがきた!ときのために入れています。
Vistaだとalt+tabでもWindowのプレビューが出るから一発で開けて便利だよ<br>たしかフリーでもそういうツールがあったはず
> 背景に異なる壁紙を指定できないとか<br>VDMの切り替えボタン上で右クリック>Configure Desktop Images<br>から、4つとも変えられます。<br>起動時に、前回終了の背景で、デスクトップ(1)なのが<br>難点では有りますが。
この記事を読んで使ってみました。まだ「戻れない」状態までは使い込んでいませんが。<br>『仮想デスクトップ間でウィンドウが移動できない』<いったんShared Desktopsをオンにしてから、移動先の仮想デスクトップに移って、所望のウィンドを(Alt-Tabで)表示させれば(必要であればShared Desktopsをオフに戻す)移動できるようですが、面倒ですよね<br>#Alt-Tab以上に分からないのが、Alt-Escの挙動ですね:-)
>Alt + Tab を連打するのに変わりがないような…?<br><br>プレビューをクリックで行けますよ.<br>マウスに持ち替えるのが面倒ですかね?
ALT+TABは最近アクティブになった順でしょう。<br>ちなみに、Win+TABでウィンドウの切り替えをせずにタスクバーの選択が変わるので、目当てのウィンドウのボタンを選択してからSPACEという技はあまり知られていない気がします。<br>Windowsキーは意外と便利です。Win+Bとか。
VDM便利ですよね。<br>...ただ、Excelを使う時だけはご注意を。<br>一度でも画面を切り替えてしまうと、全てのツールバーが消えてしまいます。
Windowのプレビューがほしいだけならこんなのも紹介されてましたね。使ってはいませんが。。<br>http://www.ideaxidea.com/archives/2008/01/minimize.html
machuさんに触発され、試したらもう手放せなくなりました。<br>dexpotつかってます→http://www.dexpot.de/